スーツスタイリストだけど正直スーツは着なくていいと思う
日頃スーツを着ることで思うことが多くある。
本当はyoutubeで発信すれば
多くの人にリーチし認知してもらえるであろうが、
最近は動画を撮れる環境にいることが少ないので文章で。
突然だが、
就活生、社会人のあなたは仕事で
「スーツを着る理由」を考えたことはあるだろうか。
現代社会では、ITの発展や最先端のモノの影響によりスーツを着る人、好む人が昔より少なくなった。それはもちろん仕事の時間もそうだし私生活でも。
そもそもちゃんとした時にスーツを着る理由はなんだろうか。
そんなことを考えてスーツを着る人は現状少ない
私もシンプルに考えてみた。
スーツスタイリストだが正直なことを言おう。
スーツじゃない方が動きやすいし楽。
スーツじゃない方が自由さを表現することができる。
スーツじゃない方が気楽でクリエイティブに物事を考えることができる。
スーツじゃない方が準備が早くて済む。
他にもたくさん出てくる。
私は現在23歳でITが発展している、
そしてインターネットというものが
大いに可能性のある領域として拡大している真最中にいる。
世の中を見てみるとスーツを販売する人間として言うではないであろうが、
私の見解では仕事にそんなにスーツを着る必要があるとは思えない。
パソコン1台あれば仕事ができる時代だ。
断言しよう。仕事でスーツなんて着なくて良い。
ではなぜ私がスーツを着る必要がないと思っていながら
スーツスタイリストというスーツ販売の仕事をしているか。
それは、
単純にスーツスタイルが好きだからだ。
男を何より輝かせるツールとしてスーツに魅力を感じる。
理由はそれだけ。シンプルだ。
では最初に戻ろう。
なぜ仕事では
”スーツを着ないといけない”
という固定概念が出来上がったのか。
それはスーツの歴史にあるだろう。
スーツには長い歴史がある。
諸説あるがスーツの源流は、
15世紀、16世紀頃にヨーロッパで着られていたフロックコートだと言われている。
そこから時は立ち、スーツとしては19世紀末期英国で生まれたラウンジスーツが現在の発祥起源である。当時は堅苦しい場で着用するものではなくゆったりくつろぐ社交室、休憩場所で着用されていた。
元になるものから考えてもスーツの歴史は数百年ある。
この歴史の長さがスーツを着る理由であると思う。
スーツは時代に合わせ形を変えてきて現代でも廃れずに残されている。
これはスーツを愛し、未来へスーツをつなげた先人たちの努力であろう。
その努力が今のいわゆる正式な場で
のドレスコード化につながるのではないだろうか。
しかし前述したように、
スーツを着る必要性が減ってきているというのは事実である。
だがそれでいいのではないだろうか?
スーツを愛し魅力を感じる人が着るものであれば。
私は現在、
Travative Styleというオーダースーツブランドを提供している。
ブランド名であるTravative というのは伝統的なという意味のtraditionalと、
革新的なというinnovativeを掛け合わせた造語である。
今までの先人が残してきたスーツの歴史を継承し、
次世代の人々へスーツを残し続けるための革新を
創っていくという意味が込められている。
ビジネス=スーツ
だった今までとは違く何を着ても許される時代だからこそ、
スーツに魅力を感じる人に対して最大限に価値を提供したい。
それによって私がスーツを愛した一人として、
将来にスーツを継承することができるのではないかと思う。
スーツの必要性が薄れているからこそ、
私は魅力を伝えなければいけない。
鈴木晃大 スーツスタイリスト
オーダースーツブランドTravative Style のスタイリストとして活動しながら、若者へカジュアルスタイルからスーツの魅力を伝えたいという思いからカジュアルブランドTravative Style Tidaを展開中。また、Youtubeチャンネル【サスペンダーTV】を運営している。
鈴木晃大Instagram
https://instagram.com/koudai.st?igshid=3pu6oa6kd6e9
Travative Style Tida Instagram
https://instagram.com/travative.style.tida?igshid=ewxahrv78e6j
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